若い中年、若作り中年

実年齢より気持ちが若いと「若作り」とバカにされる人がいる一方、いきいきして素敵だと言われる人がいる。両者の違いはなんだろうか?

若作りと言われるパターンは、社会的に求められる振る舞いに対してであることが多い。たとえば年齢が中年なのに未だに中学生が着るような服だったり、無理して若者に理解がある風を装ってこびるというものである。これらは「年相応のふるまい>若いふるまい」という構図になっているため、周囲からは受け入れづらさが出てしまう。

一方で気持ちが若いパターンは、自己完結している場合だ。件の東大受験や英語学習に挑戦したり、起業して自分らしく生きる道を追求するといったものだ。特に他人に迷惑をかけているわけでもなく、周囲にこびたりすり寄って疎ましく思われることもない。あくまで自分らしく生きるために自分の道をゼロから開拓するエネルギッシュさを感じる。そこに人間の可能性や強さを感じて応援したくなるのだろう。

誰しも年をとる。それ自体は誰にも責められることではない。そして実年齢にあわせて、素直に主観年齢も老いていくのが普通だ。しかし、実年齢なんて気にせず、主観年齢若くエネルギーと強さに溢れた挑戦者、開拓者にストーリーを感じて周囲も鼓舞されるのだ。

 

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