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上司やクライアントにクオリティ・完成度が低い仕事を見せるのは失礼。そう考える人も多いだろう。しかし実は、むしろ完成度が低い段階で見せたほうが満足度は高まり、仕事も早く終わる。

そう語るのは現役会社員・時短コンサルタントの滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング) 』より、早い段階で仕事を提出するメリットについて、再構成してお届けします。

依頼者から早くフィードバックを得る

仕事を効率よく終わらせる極意がある。それは、とにかく早く依頼者からフィードバックを得ることだ。

たとえば上司やクライアントから新たな案件を依頼されたとする。このとき大切なことは仕事の完成度が低い段階で、一度上司やクライアントから意見(フィードバック)を得ることだ。完成度が「高い段階」じゃない。「低い段階」だ。

早い段階で完成時のイメージをすり合わせておくこと。「とりあえずザッと作ってみました。方向性が間違っていないか、確認いただけますか?」と伝えて、上司やクライアントの意向を確認しよう。