■再現性を高めるため…
商品をイベント参加者やマスコミにプッシュするのではなく、伝えたかったのは「サントリー、なんだか面白いことやってんなぁ、というイメージ」だと伊藤氏は続ける。
「ストーリー性はもちろん、空間づくりには特にこだわりました。スタッフみんなで『あんなグッズ流行ってたよね』『こんな物が家にあった』などアイデアを出し合って、“2004年の家”を再現」(伊藤氏)。
特に雑誌やコミックなど書籍の手配は難航したらしく、「勉強机にあるテキストや教科書は用意するのが大変でしたね。20年以上前に発刊された物で、かつ美品じゃないといけない。各オークションサイトを見続けた日も…」と伊藤氏。
ちなみに、前述ORANGE RANGEの楽曲はレーベル側に使用許諾をとるなど、権利周りもしっかり詰めたそうだ。