彼らは処分を受けることなく、反省もしないのです。その呉座さんが浸ってしまったネットの「界隈」は、呉座さんが謝罪しても消え失せるわけではなく、むしろその一部が二次加害者となっていることは間違いないでしょう。 そして、ツイッターで一緒に誹謗中傷に耽っていなくても、事後的に二次加害する者もまた、あとから「界隈」に加わった者として、オープンレターによる批判の対象から除外するべきではないでしょう。端的に言えば、與那覇氏も「界隈」への新規参入者として「炎上」に燃料を投下し、そこから自著の宣伝などの利益を得ているというべきではないでしょうか。 (中 略) 二次加害が進行しており、それへの対応策が必要であったという前提が〔與那覇には〕欠けています。「ネットリンチ」はすでに、呉座さんの被害を受けた人がさらなる加害を受けるという形で起こっていた問題なのです。そして忘れてはならないのは、このオープンレター公表の一週間前に「與那覇1」を発表した與那覇氏もまた、「リンチ」に加わっていた一員といわざるを得ないということです。

嶋理人researchmap, 2021年11月23日 (強調は引用者)

だらだら書いてあるが(なんとこれでもごく一部なのである)、要は「お前にも反対意見を述べる自由はあるが、お前の意見は敵側の界隈を有利にした。お前が処分されるべきなのは、反対意見を述べたからではなく、敵の一員だからである」と言っているだけなことがよくわかる。

この人物が私に比べて劣勢な知力しかなく、もっぱら嫉妬心で行動していたことは、私に論破され尽くした後に本人が出した謝罪文(?)で、自ら認めている。たいていのことには動じない私も、最初に読んだ際には、さすがに呆れ果てた。

天才である與那覇氏にしてみれば、鈍才の私など対等に議論する存在ではなく、一顧だにせずに切り捨てて構わない存在として扱われているようにしか見えないのです。もとより與那覇氏の才能について何ら異存はありませんし、私が無能で怠惰な人間であることも承知はしています。 (中 略) 畢竟、「歴史感覚」を持つ自分は、「歴史にも学問にもなにひとつふさわしい素養を持たない」連中にまともに対応してやる必要はない、バカは黙ってろということなのでしょうか。私が鈍才なことは繰り返し述べているように認めていますし、本記事でお詫びしたように書いたものにも欠陥はいくつもあります。