特にデスクワークが中心の職業では、仕事中の身体活動が少ないことが大きな社会問題となっていて、本記事の読者の中には、軽いストレッチや筋トレ、階段昇降など、むしろ仕事中の身体活動を高めた方が健康に繋がる場合もあるでしょう。
無念…もはや座して死を待つのみ。「座り時間と死亡率の関係は運動で改善できない」
1日22分の身体活動で「長時間座りっぱなしの害を相殺」できる!
ただ、身体活動パラドックスという現象は、何が何でも体を動かすことが健康に良いと解釈するのは正しくないことを教えてくれています。
自分に合った適度な運動の取り方や適切な休息とのバランスを見つけることが、健康の維持、増進には不可欠と言えるでしょう。
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参考文献
Leisure physical activity is linked with health benefits but work activity is not
https://www.sciencedaily.com/releases/2021/04/210408212952.htm
元論文
The physical activity paradox in cardiovascular disease and all-cause mortality: the contemporary Copenhagen General Population Study with 104 046 adults
https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehab087
The physical activity paradox: six reasons why occupational physical activity (OPA) does not confer the cardiovascular health benefits that leisure time physical activity does
https://doi.org/10.1136/bjsports-2017-097965