JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)は、東京の城南エリアに位置する浜松町駅から大井町駅間の各駅を擁する地域を「広域品川圏」として、駅を中心としたまちづくりを推進しています。
その一環として、「都市生活共創拠点」となりうる再開発プロジェクト「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」を実施し、2026年3月のまちびらきを目指すとのこと。
Suicaのデータを活用
「広域品川圏」エリアで同社が実現しようとする都市開発は、品川区との共創事業だといいます。
行政・企業・メーカー・地域とともに、新たなライフ・バリューの共創を目指し、ゼロカーボンのまちづくりを実現。OIMACHI TRACKSは、地域のさらなるエリア価値向上に貢献していく取り組みだと伝えています。
このプロジェクトでは、ホテル・長期滞在用サービスレジデンス(中長期の滞在に適した設備を備えた賃貸住宅)・アウトモール型商業施設・オフィスビル・映画館などが同エリアで開業する予定です。
また、開業後には交通系ICカード「Suica」を生活デバイスとし、MaaSの移動チケット・生体認証・電子チケットなどを一体化する予定だといいます。
帰宅困難者に対処した設計
災害発生時には、広域避難場所として屋外エリアを開放することに加えて、約3,000人の帰宅困難者受け入れスペースを屋内に確保しているといい、72時間滞在可能な備蓄も備えるとしています。
さらに、オフィスビルに入居が決まっているという医療施設と災害発生時には医療連携を行う合意書の締結がすでに完了しているそうです。
<参照>
大井町駅周辺広町地区開発(仮称)のまちづくり~都市生活共創拠点「OIMACHI TRACKS」の形成と心豊かで質の高いくらしの実現~