古橋亨梧 写真:Getty Images

 セルティック所属FW古橋亨梧は、10月23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェイズ第3節で途中出場もノーゴール。ベンフィカ戦で1ゴールのフェイエノールト所属FW上田綺世と対照的に、欧州最高峰の舞台でまたもや結果を残せなかっただけに、11月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でも日本代表に招集されない可能性が考えられる。

 2024年夏に、一時マンチェスター・シティ移籍の可能性が報じられた古橋。今季もここまでスコットランド1部リーグ戦8試合の出場で4ゴール3アシストを挙げるなど、セルティックの絶対的ストライカーとして活躍している。

 しかしCLでは、10月1日の第2節ボルシア・ドルトムント戦でボールタッチ12回に終わるなど、欧州の強豪相手には歯が立たない状況。アタランタ戦でも68分に途中出場すると、直後にシュートを放つなどチャンスを作ったが、その後のシュート1本と相手GKに脅威を与えられなかった。

 そんな古橋は、以前から森保ジャパンに招集されていないことで話題に。2023年3月には、森保一監督が同選手の選外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集」と説明するなど、リーグレベルを重視する選考基準を明かしていた。

 古橋の招集に消極的である森保監督だが、英メディア『グラスゴー・ワールド』が9月に報じたところによると、日本代表指揮官は「CLでのパフォーマンスは間違いなく(代表選考の)基準に含まれる。私はCL優勝を目指すクラブに対して、どれだけ良いパフォーマンスを発揮できるか注目している」と発言。欧州の舞台におけるプレーや結果も重視しているだけに、古橋にとってアタランタ戦での不発は代表招集から遠ざかる要素になり得る。

 11月15日にインドネシア代表、19日に中国代表との対戦を控えている森保ジャパン。最終予選2試合にむけての代表メンバー発表まで残り2週間程度であるだけに、CLリーグフェイズ第3節のパフォーマンスを踏まえてFW陣のメンバー選考が進んでいるかもしれない。