バイエルン・ミュンヘン所属の日本代表DF伊藤洋輝には11月中の復帰が予想される中、スタメン定着のチャンスが浮上。チームメイトの韓国代表DFキム・ミンジェが、10月23日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェイズ第3節で不安定なパフォーマンスを見せただけに、センターバックでテコ入れの可能性があるという。
バイエルンは1分にMFラフィーニャのゴールで先制を許すと、18分にFWハリー・ケインが同点ゴールを決めたものの、その後に3失点。ラフィーニャにハットトリックを許すなど、守備陣が崩壊した。
サッカー専門サイト『Sofa Score』は、バルセロナ戦出場選手を採点。GKマヌエル・ノイアーやMFヨシュア・キミッヒに10点中6点未満という厳しい評価を与えているが、DFキム・ミンジェは「6.8」と及第点程度に。デュエル勝率も10回中8回勝利と80%をマークしたが、再三にわたり裏のスペースを突かれるなど、脆さを露呈した。
それだけに、現地のファン・サポーターからは韓国代表センターバックを戦犯扱いする声や、レギュラー白紙待望論が。日本のサッカーファンからも同選手のミスを指摘する声が相次ぐなど、Xで「ミンジェ」がトレンド入り。中には、復帰後の伊藤のパフォーマンスに対する期待や、日本代表DFと韓国代表DFのスタメン入れ替えを求める意見も湧き起こっている。
なお伊藤は7月末のプレシーズンマッチで中足骨を骨折。10月はじめにボールを使ったトレーニングを再開した後、14日のトレーニングで太ももに問題を抱えたことにより、再び離脱。それでも1週間後にランニングメニューを消化したこともあり、11月中に復帰するものとみられる。
一方、キム・ミンジェは今季ここまでブンデスリーガ全7試合でスタメン出場も、10月下旬には離婚したことで話題に。プライベートでの問題が、バルセロナ戦のパフォーマンスに影響を与えたという見方もあるようだ。