新聞、テレビ、通信社など記者クラブメディアは政党の選挙公約を読んでいるのか疑わしいと思います。
実は今回自民党の選挙公約では岸田政権のときに掲げていた防衛費をGDP比率2パーセントに増やすとありましたが、今回は掲載されていません。これは安全保障分野において大きな意味を持つと思います。
岸田政権のときの選挙公約です。
第49回衆議院総選挙公約
第26回参議院選挙公約
対して今回の第50回衆議院選挙公約です。
これの意味するところは石破内閣では防衛費をGDP比2パーセントまで引き上げない可能性が出てきたということです。
ですが記者クラブメディアはこれを指摘していません。選挙公約を読んでいないのか、安全保障に対する見識がないのか、単に政局的なことにしか興味がないのか、その全部かもしれません。
それと日経の国際航空宇宙展に関するデマ記事です。
航空・宇宙防衛の装備競う 都内で展示会 海外勢、自衛隊に売り込み 日経新聞
欧州のエアバスは日本の航空会社向けに民間旅客機を販売しているものの、今回の出展では防衛装備品を中心に構成した。開発中の軍用無人ヘリコプター「VSR700」の実物大模型を紹介した。 エアバスはこれまで陸上自衛隊にヘリコプターを納入した実績があるのみだ。米軍との連携を重視する自衛隊は米国製の装備導入を優先してきたためだ。
これは陸自の運用するVIP用のスーパーピューマのことでしょうが、海自が導入したTH-135を知らないようです。経験の浅く知識がない記者ならば、それは取材対象に確認すべきです。そしてデスクや校閲もチェックしてその結果記事になったのですから、日経の新聞社としての能力がよくわかります。
こういう会社が記者クラブと称して公館庁の取材機会を囲い込んで独占し、その他のメディアやフリーランスを排除しているわけです。
【本日の市ヶ谷の噂】 軍オタさんたちが絶賛擁護する、沖電気とNECの海自向けの国産ソノブイだが諸外国ではどんどん新製品が投入されているのに、開発費も人員おらず(音響工学博士はゼロ)で長年旧式のソノブイを漫然と作り続けている、との噂。