だとすれば、野党が政権をとるとすれば、玉木首相のほかに適任者がいるとは思えない。玉木氏は民進党の代表選挙に出馬した八年前からみてきたが、まことに成長著しいし、若い人の受けもいい。
今回は、立憲民主党の票を吸収して、立憲民主党や維新と対等に互すようになってほしい。玉木雄一郎を首相候補として、立憲や維新も協力する自公連合に対する選択肢は、とりあえず現実的なただひとつの政権交代の可能性だと思う。
私は、今回の選挙は、自公ができれば無所属とか日本保守党、参政党などややこしい人たちをあてにせず、なんとか過半数を維持して、一方で野党では民主党政権の悪夢からさめていない立憲民主党が伸びることを最小限にして、維新が踏みとどまり、国民民主が大躍進してくれることが、健全な自公政権の代替選択肢を用意することになると思う。
これまで、自民党は旧新進党や旧民主党の有望株の議員を吸収しては政権を維持してきた。その結果、総裁選挙を旧新進党の二人の決選投票というみっともない状況になった。
もう自民党も、もともと旧民主党も維新、さらには保守党や参政党からも原則、受け入れず人材を育てるべきだ。
自民党で地道に努力している地方議員が、風に乗って当選して国会議員になった元野党議員に阻まれてチャンスを失っているのは、まことに心苦しい。
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