夜の源兵衛側に降りてみました。ホタル、いるかな…?

おお!いる。わかりますか、点滅しながらゆらゆらと飛んでいるホタルの光。子供のころ家の近くの田んぼで見たことはありますが、それ以来ホタルを見たのは何十年ぶり。感動ものの景色です。暗い中で聞こえるせせらぎの音も、よき。

このように飛び回るのはオスで、メスは木の葉の影などで止まった状態で光を出してオスを待つのだそうです。

「水の都」三島 HPより。

写真のプロではないのでこんな写真は撮れませんが、

iPhoneのLIVEモードで写真を撮ったら図らずもホタルの軌跡がわかる写真が撮れました。これだでけも結構感動ものです。

仄かな光放ちながら舞うホタル。

遊歩道の、ホタル見物の人が行き交う叢の中でじっと留まっているホタルがいました。人が近づいても飛んでいきません。ホタルというのはそういう性質の生き物なのでしょうか。もしそうなら人につかまりやすく、その性質がホタルが減ってしまう原因になったのかもしれません。

一瞬光を当ててみました、ごめんね。それでも逃げることはありません。いじらしく葉っぱにしがみついています。

紫陽花の葉にも留まるホタルがいました。淡い光を放つ姿が何ともいじらしいです。こんな姿を新幹線駅から徒歩10分もかからない場所で見られるなんて感動ものです。

水の町・三島きっての清流、源兵衛川。ホタルが住める川であることが、この川が真の清流であることを示してくれました。まだまだ数は少ないと思いますが、これからどんどん数が増えてわたしたちに夏の訪れを告げてもらいたいと思います。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年6月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。