前日に7匹のアオリイカを釣った人の話では、沖向きでかなり反応が良かったらしい。これを聞いていた翔太君は、少し反応が落ち着いたタイミングで沖向きへキャスト。こちらはかなり深いので、エギの鼻先にイトオモリを巻いていた。
独特のジェット噴射を楽しむ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
ゲストのコウイカ登場
しばらくして狙い通りにサオが曲がる。だがどうもおかしい。「アオリじゃないっぽい」と言う翔太君だが、はたして浮いてきたのはその言葉通りのコウイカ。迫間浦のイカダエギングではおなじみのゲストだ。
迫間浦ではおなじみのゲスト、コウイカ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
オオモンハタ連発
さらにコウイカをもう1匹追加した後、沈黙の時間が流れる。イカダは移動できないため、必ず沈黙の時間はある。
こんなときはサビキをしたりジグやワームを投げたりするのもあり。翔太君はジグヘッドリグに切り替え、小さいながらもオオモンハタを連発していた。
ジグヘッドリグではオオモンハタ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
昼すぎに再び時合い
そして昼すぎ、下げ止まり前になって再びアオリイカの活性が上がった。中層で勢いよくエギをひったくり、3匹目が上がる。さらにコウイカが上がり、掛け損ないも何度かあった。
そして終了直前の1時半に4匹目をキャッチして、午後2時に迎えの船に乗り込んだ。釣果は伸び悩んだのは、やはり前日夜に煌々(こうこう)と光っていた月のせいだろうか。
最後を飾る1匹をキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
秋深まれば良型も有望
イカダエギングでは、渡ってすぐの朝イチは絶対的なチャンスタイムとなる。この時合いをいかに無駄にせず、しっかりアオリイカをキャッチできるか。
また残りの時間、いつ訪れるか分からない時合いを待つ根気も必要となる。特に満月周りの低活性が予測される日などはそうだ。