くわえてアメリカ、メキシコは10月24日発表のFIFAランキングでも15位以下20位以上に。両国の順位がこのまま推移すると仮定すると、ポット2入りにむけてのひとつの目安として「FIFAランキングで23位以上」が考えられる。
ただ一方で、一部の日本サッカー協会(JFA)ナショナルチームパートナーからはポット1入りがW杯優勝の条件という声も挙がっている。
ホテル業界大手『アパグループ』の社長兼最高経営責任者(CEO)を務める元谷一志氏は、2024年8月放送のサッカー番組『サカろう』(テレビ静岡)に出演した際、JFAに対して強豪国とのマッチメイクを要望していた。
「3か国共催なので、(FIFAランキングで)上位9か国に入らないとポット1にはならない。そこから逆算しないといけないと思うけど、上位9か国にいるようなマッチメイクを考えていますか? 今FIFAランキング17位だけど、JFAとしてどのような戦略を考えるのかという部分を考えないといけない。それがあまり見えてこない」
しかし日本がポット2に割り当てられた場合でも、グループステージで強豪国との対戦を避けられる可能性もあることを忘れてはならない。確かにポット1入りが濃厚なブラジルやアルゼンチンなど南米の強豪と激突する可能性はあるが、FIFAランキングで日本とほぼ同等のアメリカやメキシコ、下位のカナダと、強豪国とのマッチメイク回避というシナリオもある。一方で日本がポット1に割り当てられた場合でも、ポット2入りの可能性もあるドイツやウルグアイ、イタリアなど過去のW杯優勝国と対戦するかもしれない。
カタールW杯での躍進、FIFAランキングでのトップ15入りにより、欧米からより一層注目を浴びている森保ジャパン。最終予選終了後には、ポット2入りを念頭に置いたマッチメイクがJFAに求められそうだ。