フランシスコ・コンセイソン 写真:Getty Images

 今夏にブラジル代表MFドウグラス・ルイスやオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルス、フランス代表MFケフラン・テュラム、アルゼンチン代表FWニコラス・ゴンザレスなどを完全移籍で獲得したユベントス(イタリア1部)。そのほかにも、イタリア代表GKミケーレ・ディ・グレゴリオなど実力者をレンタルでの補強に成功している。

 ユベントスは攻撃強化のオプションとして、現役時代はインテル(イタリア1部)やポルト(ポルトガル1部)などでプレーし、ポルトガル代表でも56キャップを刻むセルジオ・コンセイソン氏を父に持つポルトガル代表FWフランシスコ・コンセイソンをレンタルで獲得。レンタル料は700万ユーロ(約11億4000万円)でボーナス300万ユーロ(約4億9000万円)という条件となっている。

 イタリア『スカイ』によれば、ユベントスは買取オプションが付随していないコンセイソンの完全移籍を希望しているという。ユベントスとポルトは正式な合意に至っていないものの、すでにある種の合意が両クラブ間にはあるようだ。

 移籍金は3300万ユーロ〜3400万ユーロ(約53億9000万円〜約55億5000万円)になる見込みだという。ポルトは今年6月にコンセイソン監督を解任したが、その理由の1つが息子のユベントス移籍を容認したことにあったようだ。

 なお、父譲りのドリブル突破などを武器にコンセイソンは今季のセリエAで3試合に出場して1ゴールを記録。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズのライプツィヒ(ドイツ1部)戦にしか出場していないが、1ゴール1アシストを記録している。