写真1 ナカノサウステラ(写真中:オフィス棟、右:レジデンス等、左:中野駅南口)

試金石となる中野二丁目再開発権利床活用事業

中野区は中野駅南口、中野二丁目に新たにできた「ナカノサウステラ」に権利床、つまり部屋を所有している。

中野区はこのエリアにもともと駐輪場の敷地を所有していたため、権利床を持つこととなった。

図1に示すレジデンス棟2階の最南端のエリア、延床面積683.27㎡がその床である。

図1 中野区がナカノサウステラにもつ権利床の位置

この部屋の活用について、3月の中野区議会総務委員会において「中野二丁目再開発権利床活用事業について」と題した報告案件があった。

貸付期間は令和6年3月1日から10年間で、貸付料は月額1,661,240円である。

民間企業にサウンディング(民間事業者の意見や新たな提案の把握等を行うこと)を行い、区民サービスを展開しながら、営利活動を認めるものとして、事業構築を行い、事業者募集、事業提案を受けた。

結果としては図2に示す基本方針となった。