つまり現与党がひっくり返されるアノマリーはここBC州でも起き、1975年の選挙以来議席がなかった保守党が衝撃的な結果を残したのは人々の行動規範が我々の常識を完全に覆しているともいえるでしょう。

さて、衆議院選ですが、私は以前から自公の過半数割れはありうると以前から申し上げているのは世論調査でも票読みでも出口調査でもないのです。社会が今「チェンジ」を求めているのです。それはオセロゲームで黒と白の色が入れ替わるぐらいの極端な変化であります。政策というより「新しい切り口」だとみています。

石破茂氏と野田佳彦氏 両氏インスタグラムより

どこまで信用するかは別ですが、報道各紙が総力を挙げる票読み調査では自公過半数割れの公算は高まっています。立憲が50議席程度増となれば150議席で190議席前後の見込みの自民といい勝負になります。他に伸ばすのが国民民主で現議席7から20ぐらいまで伸ばすのでしょうか?参政党は伸びず、日本保守党が数議席確保しそうです。日本の場合、野党がバラバラで票もばらけるので本気で打倒自民とするならまず国民民主を立憲が取り込めるかがキーになりそうです。維新は独立独歩的な流れですが、いずれ踏み絵をさせられる可能性も出てくるとみています。

私が予想する日本の選挙結果はやはり「チェンジ」だと思います。そして石破政権発足の時、私は「サプライズになる」と申し上げました。選挙結果次第では本当のサプライスが待ち受けるかもしれません。

最後にアメリカ大統領選挙ですが、世論調査では1%前後の差でハリス氏リードとなっていますが、実態としては激戦州でトランプ氏がリードしている感じですし、アメリカをどうしたいか明白なメッセージとストーリーがあるトランプ氏の方がわかりやすいと思います。8年前、あるいは4年前の「トランプ好き嫌い」というイメージ論争が薄れている点において「嫌トランプ派」が少しでも機嫌を直せば勝負あったとなるのではないでしょうか?