圧巻のメトロポリタン型救急車
ただ今開催中の全日本模型ホビーショー2023会場から、ミニカーファンの熱い注目を集めるトミーテックの新製品予定を早速ご紹介しよう。
トミーテックのブースでは、1/64スケール・ミニカーの「トミカリミテッド ヴィンテージ/トミカリミテッド ヴィンテージNEO」シリーズの新製品予定として、「トヨタ救急車(FS55V)」の原寸モックアップが展示されていた。この救急車は、ハイエースなどのワンボックス型救急車がポピュラーになる以前に広く使用されていた、ステーションワゴン的なボディ形状を持つ「メトロポリタン型」と言われるものである。
そのスタイリングは一見、当時クラウンのバン仕様であったマスターラインがベースであるように思われるが、実際のところはクラウン・ピックアップをベースとし、強力なF型エンジンを搭載したものであったという。ある世代にはトミカの名作のひとつとしても馴染み深いこの車種であるが、来年2025年はトミカ誕生55周年にあたり、この製品化予定はこれを記念して「FS55V」を選んだものであるとかないとか!? とは言え発売時期は未定、価格も未定とのこと。
さかなクンの黄金キャンター!!!
もうひとつ会場で発表されたのが、四代目の三菱ふそうキャンターだ。イメージカラーを黄土色としたため、「黄金キャンター」のキャッチで親しまれたトラックであるが、試作品の画像を見てピンと来る方もおられよう。実はこのキャンター、イラストレーターにして海洋学者の、さかなクンの愛車を再現したものなのである。製品名は「三菱ふそう キャンター ダンプトラック さかなクン仕様(1980年式)」、日本車の時代シリーズからのリリースとなる。
製品化にあたっては、実際にさかなクンの愛車(1980年式ダンプ)を取材したとのことで、独特なリアゲートの開き方まで再現されている。もちろん、ベッセルの上下アクションも可能だ。こちらは予価7,040円(税込)、2025年4月発売予定。
また、このキャンターのキャビンを使用した「三菱ふそうキャンター清掃車」も、原寸モックアップが公開されていた。こちらはフィギュアやゴミ、カラスなどのパーツが付属するという。価格、発売時期ともに未定。
これらと併せて、もうひとつ楽しみな試作品が展示されていたのでご紹介しておこう。1/64ミニカーにピッタリのジオラマを製品にするトミカラマ ヴィンテージのシリーズから、「カーポート」が登場予定とのことである。写真のキャンターは付属しないので要注意だが、手元のミニカーを飾って楽しむのに相応しい逸品だ。予価3,740円(税込)、2025年4月発売予定。
文・秦正史/提供元・CARSMEET WEB
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