現在金沢はプレーオフ進出のボーダーラインとなる6位と勝ち点差6の13位。大混戦のJ2昇格プレーオフ圏争いの渦中にある。残りの試合数が少ないなかで、チームを1年でのJ2復帰へ導けるかどうかも中心選手である梶浦の評価に直結するだろう。J1デビューした2022シーズンはFC東京でリーグ戦にも出場しているが、出場機会は決して多くなくJ1の舞台でどこまでやれるかは未知数。しかし、20歳という年齢を考慮すればJ2、J3での活躍ぶりは大いに可能性を感じさせる。FC東京の中盤では夏にMF松木玖生が海外挑戦を果たし、またベテランとなったMF東慶悟に頼る場面も多い。さらに鹿島アントラーズから期限付きで加入しているMF荒木遼太郎の去就も現時点では不透明だ。だからこそ、梶浦の帰還はチームに新たな風を吹かせるものとして期待されていることだろう。