旅先の雰囲気が気に入って、「この土地で働けたらいいのに!」と考えたことがある人もいるのではないでしょうか。
温泉宿の宿泊予約サービス「ゆこゆこ」などを展開する株式会社ゆこゆこは、人手不足で困っている地域と地域で働きたい旅人をつなぐマッチングサイト「おてつたび」を運営する株式会社おてつたびとの業務提携を発表しました。
両社が提携することでどのようなシナジーが生まれるのでしょうか。
おてつたび・ゆこゆこってどんなサービス?
「おてつたび」は、農家・ホテル・旅館などの人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい人をつなぐ人材マッチングサービスです。
2024年9月時点で、登録ユーザー数は6万人以上。大学生や社会人から転職活動中の人、シニアまで幅広い年齢層の人が参加しているそうで、受け入れ先は、全国47都道府県の1,600事業者とのことです。
「ゆこゆこ」は、アナログ(誌面)とデジタル(Web)のハイブリッドが特徴の宿泊予約サービスです。全国の宿泊施設約3,000件と契約しているといいます。
今回の業務提携の背景には、「おてつたび」のユーザー増加にともなう宿泊施設をはじめとする受け入れ事業者数のさらなる拡大が求められていたこと、また両社の「地方の関係人口をさらに創出したい」という思いが合致したことが挙げられています。
地域のにぎわい創出へ
「ゆこゆこ」と「おてつたび」の業務提携により、「おてつたび」のユーザーに対し、「ゆこゆこ」が提携している宿泊施設を紹介する人材マッチングが可能になったとのこと。
宿泊施設における人手不足の解消にもつながり、地域経済の活性化が期待されています。
株式会社ゆこゆこは、「今後も『おてつたび』とともに全国の宿泊施設の人手不足解消に貢献し、また「宿泊」の域を超えた関係人口を増やして地域のにぎわい創出を後押ししていく」と、コメントしています。