■消防局は「消防法違反となる」

続いては、大阪市消防局に件の写真の状況を確認してもらったところ、「こちらの写真の状態であれば、消防違反になります」という、明確な回答が得られた。

やはり写真で見ても一目瞭然で、「消防の設備等」について定める消防法・第17条第1項に抵触するようだ。

マンションで遭遇した危険過ぎる駐車、恐ろしい光景にゾッとした 「消防法違反」と怒りの声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

これは平たく言えば、施設の関係者は法令で定められた消防に関する設備等に関し、消火や避難等、消防の活動のために必要とされる性能を有するよう維持しなければならない、というものである。

ここで引っかかったのが、担当者の説明にあった「写真の状態であれば」という部分。確認したところ、同局・浪速消防署の予防担当者が9日午後に現地に赴いたところ、特に消防法に抵触するような状態ではなかったという。

つまり、前出のLuupの回答と照らし合わせると、以下のような時系列が考えられる。

まずは5日、awakkuさんが件のポストを投稿。その後反響が徐々に大きくなり、5日から7日にかけてLuup側も状況を認識。こちらと並行して大阪市消防局側にも通報があり、今回の事態を認識する。

しかしLuup側の対応が一手早く、8日午後、消防署の担当者が現地に着く前に「問題ない状況」へと改修したのだろう。そのため問題のシチュエーションは「写真の中」にしか存在せず、本件はLuupへの「お咎めなし」で幕を閉じたかに思われた。

そう考えると、心にモヤモヤが残った読者も多いと思うが、本件について、大阪市消防局の担当者は「本来であれば、建物の所有者に指導・改善を行います。しかし今回は、現場の推測される痕跡等から、避難の支障に関する改善指導をLuupに行っています」とも語っていた。

電動キックボードは確かに便利な存在だが、利便性のみを求めて人々の安全が侵害されては本末転倒。大きな事故・事件が発生する前に、厳密な対策を講じてほしいものだ。

マンションで遭遇した危険過ぎる駐車、恐ろしい光景にゾッとした 「消防法違反」と怒りの声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

Ecogo 電動キックボード 椅子付き 立ち乗り可 【公道走行可能】 最高速度45km/h 三重防振 前後サスペンション 3段パワーランク 定格出力500W 登坂角度15° 48V・12.5Ah着脱式バッテリー 2WAY充電モード 液晶モニター 折り畳み可 航巡距離40km 防振性 安定性 防振シート [販売証明書はメールで発送] 立ち乗り可 ホワイト

マンションで遭遇した危険過ぎる駐車、恐ろしい光景にゾッとした 「消防法違反」と怒りの声も…
(画像=『Sirabee』より引用)

電動キックボード H001 軽量 【公道走行可能】 キックスクーター 20インチタイヤ 350Wパワフルモーター 36V/10Ah 耐荷重100kg 大人 大容量バッテリー 最大時速30km/h プレゼント LEDライト 高さ調整可能 超便利簡単 公道仕様 保安部品標準装備 【PSE規格品】