Y.S.C.C.横浜(YS横浜)は10月20日に行われた明治安田J3リーグ第33節で、SC相模原に1-2で敗北。JFL(日本フットボールリーグ)降格の可能性が高まるなか、クラブOBで「元年俸120円Jリーガー」の安彦考真氏が苦言を呈している。
J3第31節終了時点で7勝10分16敗と、J3・JFL入れ替え戦出場圏内の19位に沈んでいるYS横浜。20日に相模原ギオンスタジアムで行われた神奈川県勢同士の対戦では、前半10分に先制ゴールを許すも、20分後にMF奥村晃司のゴールで同点に。しかし後半12分に勝ち越されると、その後は途中出場のFW萱沼優聖らが奮闘も、追いつくことはできなかった。
8月以降、リーグ戦で1勝2分7敗と大きく負け越しているYS横浜。リーグ戦残り5試合となった今もなお、チーム状況好転の兆しがほとんど見られない。それだけに安彦氏は相模原戦を「正直お金を払って見にきている人に失礼なファイトだと思う」と総括。Xで所属選手に対して、以下のようにゲキを飛ばしている。
「戦わないし根性見せないし。あんなに緩いなら俺が出たほうがいい。その方が気持ちや想いを伝えられる。あなた達はプロなんだよ。いつまで甘えたプレーしてるんだろうか。萱沼選手しか気持ち見せてなかった」
最後に「残念だよ」という言葉で締め括った現在46歳の安彦氏。同氏が現役時代だった頃と現在を比較する一部ファンからの声に、「仲間が全員ライバルで本気でポジション奪い合ってた時代」と、自身がYS横浜でプレーしていた2019,20シーズンを形容している。安彦氏はチーム内の競争力が不足しているということを、古巣が抱えている問題点として捉えているかもしれない。