その後の事は、米国民次第となる。なお、ハリス当選の際も米国内は混乱するだろうが、その場合には習近平は直後に台湾有事のリスクを冒す動機は弱く、じっくりと準備を進めて海上封鎖と武力侵攻の2つのオプションを用意してから進めると思われる。
筆者としては、第二次トランプ政権の下に中露疑似同盟に楔を打ってこれを破壊し、トランプ・プーチン ラインの実質的な米露同盟+αによる拡大中国包囲網でとっととアジアを平定して、返す刀で中東平定に向かってもらいたい。さもなくば、第三次世界大戦勃発の危機を押さえ難いと考える。
【追記】 翻って、日本では中国を牽制するため、岸田文雄が進めた「日本のNATO参加」や、石破茂の中国を包囲するのか仲間に入れるのか両刀使い?の「アジア版NATO」や、旧くは小沢一郎の「日米中正三角形論」等の構想があったが、何れも北側がスコーンと抜けており実効的な意味をなさない。実質的な日米露三国同盟や日米露印の四国協商で喰い込み、アジア安定の一翼を担うような構想力と胆力を備えたリーダーの出現を渇望する。