スイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒで日本代表DF瀬古歩夢を指導していたブルーノ・ベルナー氏に、Jリーグ挑戦の可能性が浮上。先日、2024シーズン限りでの退任が発表された小菊昭雄監督の後任として、セレッソ大阪を指揮するのではとの憶測も飛び交っている。
現在46歳でスイス人のベルナー氏は、グラスホッパーやブラックバーン、レスターなどでプレーし、2012年に現役引退。引退後はスイス国内の複数クラブを指揮したほか、2021年8月からおよそ1年にわたりスイスの年代別代表を指揮。2023年6月から古巣のグラスホッパーを率いていたが、2023/24シーズン序盤から成績不振に。スイス1部リーグでの1試合平均勝ち点が1点台と苦しい戦いを強いられるなか、2024年4月に解任されている。
グラスホッパー監督解任後、およそ半年にわたりフリーの身であるベルナー氏だが、ここに来て自身の指導者キャリアで初めて海外挑戦する可能性が。スイスにルーツを持つジャーナリストのリオネル氏は10月20日、同氏の去就についてXで「彼はJリーグクラブの新監督となる可能性があるかも?最近、大阪でクラブ幹部と面会した。現時点でどのクラブかは言えないが、今後情報をアップデートする」と伝えている。
また、リオネル氏の「大阪でクラブ幹部と面会した」という情報発信を受けて、一部からはすでに今季終了後の監督交代が決まっているC大阪を候補に挙げる声が。ガンバ大阪はJ1第34節終了時点で5位と上位争いを繰り広げているだけに、周囲ではダニエル・ポヤトス監督の続投が既定路線という見方もある。
なおリオネル氏は、元グラスホッパー指揮官について、「彼を知っている選手が私に話してくれたところによると、彼は非常に優秀な指導者だという」と情報発信。第34節終了時点で8位も、7月以降の急失速と厳しいシーズン後半戦となっただけに、外国人監督の招聘でチームを一新する可能性も考えられる。