日本代表 写真:Getty Images

 2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けたアジア最終予選(2024年9月〜2025年6月)は第4節まで終了。本大会への出場を目指した戦いが繰り広げられている。

 グループAでは、10月15日にウズベキスタン代表が終盤のPKでUAE代表に1-0で勝利し、無敗を維持しているイラン代表と共にグループ首位に並んだ。グループBでは韓国代表が10日にヨルダン代表(2-0)、15日にイラク代表(3-2)に勝利し、グループ首位を3ポイント差で保っている。グループCでは、15日に日本代表がオーストラリア代表と1-1で引き分け初めて勝ち点を落としたが、依然として2位に5ポイント差をつけて首位に立つ。

 グループAで同率首位のウズベキスタンはこれまでW杯に出場したことがない。3位UAEは過去に何度かW杯出場に迫った経験があり、今回も出場を狙っている。2月にアジアカップのタイトルを再び手にした4位カタール代表は、その後調子を急落させた。15日にカタールは首位イランに先制したが、同点に追いつかれた後、イランの後半3ゴールによって崩れ1-4で敗戦した。

 グループBで韓国に次いで2位のヨルダンは、今年のアジアカップで決勝に進出し、決勝ではカタールに敗れた(1-3)がその勢いをW杯予選でも維持。アジアカップで不満の残る結果に終わった3位イラク代表も、再び強さを見せている。ヨルダンはW杯に一度も出場しておらず、イラクも1986年以来の本大会出場を狙っている。

 グループCでは、日本対オーストラリア(1-1)の同日、3位サウジアラビア代表も4位バーレーン代表と0-0で引き分け、日本とのポイント差を3に縮めるチャンスを逃した。2位オーストラリアはトニー・ポポヴィッチ新監督のもとで良いスタートとなり、最初の2試合では1ポイントしか獲得できず予選敗退の危機にあったが、その後の2試合で立て直し再び出場権獲得争いに戻っている。