韓国代表はホン・ミョンボ監督のもと、10月のW杯アジア最終予選で10日にヨルダン代表に2-0、15日にイラク代表に3-2で連勝し、グループBの単独首位に浮上した。この結果以上に注目されるのが、新たに台頭した若手選手たちの存在だ。
過去5年間、外国人監督が指揮を執る中で固定された主力メンバーに依存する傾向が強かった韓国代表だったが、ホン監督は若手を積極的に起用し、未来を見据えた選手起用を行っている。固定メンバーの起用が続く日本代表の森保一監督にも見習ってもらいたいものだ。
最近の韓国代表では、特にMFペ・ジュノ(ストーク・シティ)、FWオム・チソン(スウォンジー・シティ)、FWオ・ヒョンギュ(ヘンク)ら20代前半の選手たちが、ホン監督の信頼に応える形で結果を出している。
ペ・ジュノは攻撃面でその柔軟なドリブルやチャンスメイク力を発揮し、2試合連続でアシストを記録。「次世代のスター」と期待され、FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)に代わる存在として注目されている。また、代表復帰を果たしたオ・ヒョンギュも2試合連続ゴールを決め、その存在感を示した。
さらに、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)を中心とした若手たちは、韓国代表の次世代を担う存在としてその名を刻みつつある。パリで活躍するイ・ガンインは、10月の2連戦でもその技術を披露し、特にイラク戦では巧みなドリブルと鋭いパスでチームのチャンスを演出。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたことも、そのパフォーマンスの証拠だ。
今後も、ソン・フンミンやMFイ・ジェソン(マインツ)らベテラン選手と若手が融合し、韓国代表の未来が築かれていくことが期待される。