サミュエル・グスタフソン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンは、10月19日に行われた明治安田J1リーグ第34節・東京ヴェルディ戦で途中出場。2024シーズン終了後に退団の可能性が報じられるなか、自身の去就や浦和サポーターの特徴に言及している。

 グスタフソンは今季ここまでリーグ戦で2ゴール2アシストをマーク。マチェイ・スコルジャ監督就任後はリーグ戦2試合つづけてスタメン出場も、コンディション不良により10月5日のセレッソ大阪戦ではメンバー外。東京V戦では80分からプレーも、チームは1-2で敗れた。

 古巣のBKヘッケンやハンマルビーなど、スウェーデン国内複数クラブからの関心が報じられているグスタフソン。同国メディア『FotbollDirekt』は10月11日、選手サイドの意向について「浦和での将来がまだ決まっていないため、考える時間を必要としている」と、去就不透明であることを強調していた。

 スウェーデン紙『sportbladet』で19日に掲載されたインタビュー記事によると、選手本人は今季限りで浦和を去る可能性について、以下のように語ったという。

 「家(母国)にいるときは、外(海外)に行きたくなるし、外にいるときは家に帰りたくなる。落ち着けないんだ。来年や再来年、引退後に何をしたいか考えている。僕はそういう人間なんだ」

 浦和は東京V戦で敗れ、5シーズンぶりのリーグ4連敗。16位とJ2降格ラインからの勝ち点差が4に縮まっただけに、試合後にはMF原口元気ら一部選手がサポーターと話し合いを行った。

 2023年の天皇杯・名古屋グランパス戦で暴徒化するなど、度重なる問題行動で注目を浴びていた浦和サポーターだが、グスタフソンは自チームのサポーターに好印象を抱いているという。

 「日本のファン・サポーターについては、良いことしか言えない。スタジアムは素晴らしいし、試合中に何があっても、試合終了までずっと応援してくれる。試合後に不満を示すことはあるけど、試合中は応援だけするんだ」