天国で見たもの
現在35歳のケンプさんは、天国で父親だけでなく、生まれてくることのなかった2人の兄弟や、イエス・キリストにも会ったと主張している。
「事故の夜、私は父と、父が亡くなる1ヶ月前にやはり交通事故で亡くなった友人のオーラン・パーマーの姿を見ることができました。それから、何年も前に四輪バイクの事故で亡くなったオーランの息子のニール・パーマーの姿も見えました」
ケンプさんは、天国での体験をそう語っている。
「誰も言葉を発しませんでしたが、私が蘇生するまで、みんなが私の周りに立っていました。天国では、誰もが自分のことを知っているか、あるいは全員が誰であるかを知っているのだと思います」
彼は見知らぬ2人の人物にも出会い、彼らが誰であるかを知らないにもかかわらず、本能的に自分の親族だと認識したという。
母親のジュリーさんは、次のように語っている。
「息子は私の方を見て、『ああ、お母さん、言い忘れていたけど、君のもう2人の子供にも会ったよ』と言いました。私は息子が何を言っているのか分からなかったので、ただ息子を見つめていました」
ジュリーさんは、ケンプさんが生まれる前に2度の流産を経験しており、そのことについてケンプさんに話したことがあった。
「誰も私に教えてくれなかったのに、私は彼らが私の兄弟だと分かったんです」と、ケンプさんは語っている。
ケンプさんは、3度目の臨死体験で、イエス・キリスト本人から「地上に戻って良いクリスチャンになり、人々に私のことを伝えなさい」という神聖な使命を与えられたと主張している。
8歳の少年が体験した3度の臨死体験。それは、死後の世界や魂の存在について、私たちに多くの謎と希望を与えてくれるのかもしれない。
文＝深森慎太郎
提供元・TOCANA
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