10月頭、スペインのバレンシアである女性の元パートナーが “心霊DV “に手を染めたという異例の事件が発生して注目を集めている。
地元メディアの報道によれば、被害者の41歳女性はある時から突然家の中で怪異が頻発するようになり、怯えて過ごすようになったという。例えば家にあった絵がテーブルの上で宙に浮き、その後下に落ちるのを目撃したり、彼女は壁の向こうからはっきりとした足音が響くのを耳にした。ガラスの胸像が割れたり、ある日帰宅すると家が荒らされていたこともあったという。彼女には既に別れを告げた元パートナーがいたのだが、彼は最近亡くなった女性の父親の幻影らしにものを見たと主張。霊媒師を雇って父親の幽霊が何を訴えたいのか尋ねてみたところ、父の霊は「パートナーと別れたら死ぬ」と警告していたという。
だが、一連の心霊現象には驚きの真実が隠されていた。そもそも心霊現状をでっちあげたのは彼女の元パートナー。彼女は元パートナーのDVに苦しめられていたため別れを切り出したのだが、納得のいかないパートナーは彼女を怖がらせるために偽の超常現象を演出し、わざわざ霊媒師を雇って代弁させたのだった。
今回のケースは非常に珍しいものであったが、幸いなことに、彼女の元パートナーはDVが認められたため警察に逮捕され、彼女に近づくことを禁じる接近禁止命令が出されたとのことだ。
文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
提供元・TOCANA
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