明治安田J1リーグ第34節の川崎フロンターレ対ガンバ大阪が、10月18日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催。山下良美主審の判定を巡って賛否含めて様々な意見が噴出。川崎サポーターから否定的なコメントが相次ぐなか、同クラブOBは主審に称賛のメッセージを送っている。
G大阪が7分にFWウェルトンのゴールで先制も、川崎がFW小林悠のゴールにより追いついた一戦。両チームが勝ち点1を分け合う結果となったが、G大阪・川崎サポーター間では山下主審のジャッジに対する評価が分かれている。
川崎サポーターの間では、MF橘田健人に対する相手選手のスライディングタックルをはじめ、複数のシーンでカードが提示されなかったことが話題に。ネット上では山下主審の判定基準やポジショニング、体力などに対する批判が相次いでいるが、一部のG大阪サポーターからはレフェリング能力を評価する声が挙がっている。
一方で川崎OBの鄭大世氏は、後半途中にXを更新。「流すとこ流して取るとことってめちゃくちゃいい!!!」と山下主審のジャッジを高く評価しているが、川崎サポーターから異論が殺到。同氏の見方を巡っても、議論が白熱している。
山下氏は9月21日に開催されたJ1第31節・町田ゼルビア対北海道コンサドーレ札幌でも主審を担当。札幌所属DF中村桐耶が素早くスローインをしようとした際、町田所属MFナ・サンホと衝突して倒れるなど、複数の場面でノーカードだっただけに、同主審に対する疑問の声が湧き起こっていた。審判のジャッジやレフェリング能力を巡る議論が起こること自体は前向きに捉えたいところだが、過度な批判や誹謗中傷に及ばないよう注意する必要がありそうだ。