ルノーがSUVクーペのスタイルを纏ったアルカナをマイナーチェンジ。スポーツカーブランドのアルピーヌのエッセンスを取り入れた新グレード「エスプリ アルピーヌ」を新たにラインアップ。フロントとリアには新世代のブランドロゴを配備。パワートレインはE-TECHフルハイブリッドとマイルドハイブリッドの選択が可能
ルノー・ジャポンは2024年10月9日、SUVクーペのアルカナ(ARKANA)の商品改良を実施し、同日より発売した。
今回の改良は、日本市場に導入するルノー車としては初めて新世代のブランドロゴを採用したほか、アルピーヌのエッセンスを反映した新グレード「エスプリ アルピーヌ(esprit ALPINE)」(E-TECHフルハイブリッド499万円/マイルドハイブリッド459万円)を新たにラインアップしたことが特徴である。
スポーツカーブランドのアルピーヌならではの特性であるスポーツプレミアム・フレンチタッチのエッセンスを取り入れた新設定のアルカナ・エスプリ アルピーヌは、エクステリアに新世代のブランドロゴをフロントとリアの中央に配したうえで、ハーフダイヤモンドシェイプが立体的に浮かび上がるフロントグリルや左右いっぱいに広がるクリアレンズのリアシグネチャーランプなどを装着して個性を強調。また、ブラックルーフから続くリアエンドはブラック“ARKANA”ロゴやブラックエキゾーストフィニッシャーなどと相まってスポーティな印象を創出する。足もとには従来から1インチアップした専用デザインの19インチアロイホイール(タイヤは225/45R19サイズ)を装着。フロントフェンダー後方にはエスプリ アルピーヌ専用エンブレムを組み込んだ。また、室内の開放感を高める電動パノラミックルーフをオプションで用意する。ボディカラー/ルーフカラーはノワールメタルM/ノワールメタルM、ブランペルレM/ノワールメタルM、グリメタルM/ノワールメタルM、ブルーザンジバルM/ノワールメタルM、ルージュフラムM/ノワールメタルMという計5タイプを設定した。
インテリアに関しては、9.3インチに拡大したタッチスクリーンを配するマルチメディア EASY LINK(スマートフォン用ミラーリング機能)を採用して機能性を高めたことが訴求点。小型サブウーファーFresh Air Speakerを含む9つのスピーカーで構成したBoseサウンドシステムも標準で装備する。また、アルカナ・エスプリ アルピーヌにはTEPレザーステアリング(ヒーター機構付き)やTEPレザー×スエード調コンビシート(ブルーステッチ、Alpineロゴ入り)、トリコロールステッチ(ステアリング、ドアパネル)などを採用。フロントドア下部にはAlpineロゴを入れたキッキングプレートを配した。
先進安全運転支援システムの面では、360°カメラにサイドビュー機能を追加したことがトピック。従来と同様、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やレーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)、アクティブエマージェンシブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)歩行者・自転車検知機能付、パーキングセンサー(フロント/リア/サイド)、トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)も標準で組み込んでいる。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、E-TECHフルハイブリッドがH4M型1597cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジン(最高出力94ps/5600rpm、最大トルク148Nm/3600rpm)+5DH型駆動用E-モーター(最高出力36kW/1677~6000rpm、最大トルク205Nm/200~1677rpm)+3DA型サブモーターHSG(最高出力15kW/2865~1万rpm、最大トルク50Nm/200~2865rpm)+リチウムイオンバッテリー(総電力量1.2kWh)+電子制御ドッグクラッチ マルチモードATで構成するフルハイブリッドシステムを搭載。一方でマイルドハイブリッドは、H5H型1333cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボエンジン(最高出力158ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1800rpm)+BSG/3AA型電気モーター(最高出力3.6kW/1800~2500rpm、最大トルク19.2Nm/1800rpm)+リチウムイオンバッテリー+パドルシフト付電子制御7速AT(7EDC)で構成するマイルドハイブリッドシステムを採用する。WLTCモード燃費はE-TECHフルハイブリッドが22.8km/リットル、マイルドハイブリッドが17.0km/リットルを実現した。
提供元・CAR and DRIVER
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