オーストラリア代表は今月24日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選で日本代表と対戦するほか、29日には敵地でのサウジアラビア戦に挑む。そのオーストラリア代表に選出されたFWジェイミー・マクラーレン(28)が苦しい胸の内を明かした。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』のオーストラリア版が伝えている。
オーストラリア代表は昨年10月12日に埼玉スタジアム2002で行われたカタールW杯アジア最終予選の日本戦で0-1と敗戦。その後もサウジアラビアや中国相手に引き分けに終わるなど、勝ち点の取りこぼしが目立っている。そして今年1月27日開催のベトナム戦では4-0で勝利したものの、先月1日のオマーン戦で2-2のドローに。日本とサウジアラビアの直接対決を残す中、グループBで2位日本との勝ち点差が「3」に広がっている。
オーストラリアサッカー連盟(FFA)は17日にカタールW杯アジア最終予選の日本戦とサウジアラビア戦にむけた代表メンバーを発表。Aリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・シティに所属するマクラーレンも名を連ねているが、今月末に結婚式を控えていることからサウジアラビア戦の欠場が確実と伝えられている。
そんなマクラーレンは『スカイスポーツ』のインタビューで「2020年にパートナーと結婚しようとしたときから、(結婚式の延期について)ちょっと考えていたんだ。(新型コロナウイルスの流行など)いろいろなことが起こったね。挫折したよ。この2年間は誰もがコロナ禍で日々を過ごしていたわけだし、何が起こるのか予測できなかった」
「結婚式の日程が1年以上前から決まっていた。ボス(グラハム・アーノルド代表監督)に電話する時は辛かったけど、選択の余地はなかったんだ。結婚式の日程変更はできない。会場代も払っているし、パートナーに多くの犠牲を払っている。厳しい状況だけど、日本戦への準備をしているよ」とコメント。オーストラリア代表のサポーターへ理解を求めるとともに、日本戦への意気込みを語った。
なお、今回のオーストラリア代表メンバーでは、セレッソ大阪に所属するFWアダム・タガート(28)をはじめ複数選手が負傷により招集外となっている。また、セルティックでFW古橋亨梧(27)やFW前田大然(24)らのチームメイトであるMFトム・ロギッチ(29)が足首の負傷により代表離脱が確実と伝えられているほか、中国スーパーリーグの上海海港所属MFアーロン・ムーイ(31)が新型コロナウイルス陽性により日本戦欠場が決まっている。
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