限られた滞在日数で効率よく、そして気持ちよく観光するには、拠点となるホテル選びが何よりも大切。モンテビデオの場合、ホテルの多くは新市街のメインストリートであるAv. 18 de Julio(7月18日通り)の周辺に集中しているほか、旧市街にもいくつか点在しています。
また新市街と旧市街の境に位置する「Plaza Independencia(独立広場)」には、国際的なホテルグループが運営する4つ星ホテルがあります。レストランやバーのみならず、プールやジム、カジノまであるので、ゆったりリッチな時間を過ごしたい方なら検討の余地があるのではないでしょうか。
今回ご紹介するホテルは、独立広場からわずか1ブロックという好立地ながら、お値段は前述の4つ星ホテルの1/3以下。プールやカジノはありませんが、歴史とホスピタリティにあふれており、世界的に有名な旅行口コミサイトでも高い評価を得ています。
その名は「Hotel Palacio(ホテル・パラシオ)」。立地、サービス、価格の三拍子が揃ったおすすめのホテルです。
目次
古き良きベル・エポックの面影を残すホテル
早速お部屋を拝見!
古き良きベル・エポックの面影を残すホテル
独立広場から旧市街側へ1ブロック入ったBartolomé Mitre(バルトロメ・ミトレ通り)にあるホテル・パラシオ。およそ100年という歴史を誇る、旧市街を代表するホテルのひとつです。
ホテルの外観はこちら。
1階のエントランスに入ってまず目につくのが、このアール・ヌーヴォー様式の美しいエレベーター。
昇降ボタンを押すと、「ガクンッ」という歯車同士がかみ合ったような音が聞こえ、すーっと鉄製のエレベーターボックスが降りてきます。二重扉になっているため最初は開閉がちょっと大変かもしれませんが、繰り返すうちにそれほど苦ではなくなるはず。慣れてくると、そのしぐさに優雅な趣きさえ感じてしまう年代物のエレベーターです。
エレベーターで、またはその横にある階段を上って2階へ上がると、フロントデスクがあります。ホテル・パラシオのスタッフはみな友好的で、とても親切。街の見どころやおすすめのレストランなども、丁寧に教えてくれますよ。
早速お部屋を拝見!
5階建ての建物で、スタンダードは16室、スペリオールは2室あります。スペリオールのお部屋は最上階にあり、広々としたテラスも付いています。今回私が宿泊した部屋は、3階の通りに面したスタンダードルーム。真鍮製のベッドフレームに時の流れを感じます。
シャワールームには洗面所とトイレ、ビテがありました。少し狭いのが難点ですが、シャワーのお湯は熱く水圧も十分だったので良しとしましょう。
ちなみに、ウルグアイのトイレタンクは壁の高い位置に設置されていることが多く、トイレレバーもタンクの側面に付いているケースがほとんど。いざ水を流そうと思っても身の回りにそれらしいボタンはないし、やっとレバーを見つけたと思ったら、位置が高すぎて手が届かない・・・これってちょっと慌てますよね。なのでトイレに入ったらまずどこにトイレレバーがあるかを確認して、それからコトに及んだほうがいいかもしれません。
ウルグアイを旅する方は、電源プラグの形状に要注意!横並びの3つ穴で、電圧は220Vです。最近のスマートフォンやデジカメは100~240Vの電圧に対応しているものが多いため、プラグのことはつい忘れがち。日本のAタイプのプラグはどうやっても使えないので、変換プラグを忘れないようにしましょう。3つ穴ではく、2つ穴のCタイプでも対応可能ですよ。
お部屋からみたアール・ヌーヴォー様式のベランダの手すり。おしゃれですね。
ベランダから右手(北側)を眺めたところ。
こちらは左手(南側)の風景。ホテルのあるバルトロメ・ミトレ通りとサランディ通りの交差点にはスターバックスがあるので、ちょうどいい目印になります。