接触の悪いファミコンのカセットに「フーフー」して、差しなおしてうまく映った、という経験はほとんどの人がしているのではないだろうか。だが、これは禁止行為らしい。任天堂サポートの公式ツイッターが、ホコリなどを取り除こうと息を吹きかける行為、いわゆる「フーフー」を控えてほしい、としている。ゲームカードの端子が破損する恐れがあるので注意しよう。
Nintendo Switchのカードスロットを「フーフー」するのは禁止!
ついやってしまう、「フーフー」。よく考えらたら精密な端子に呼気を吹きかけて悪い影響がありそう…というのは思いいたるが、少しくらいなら…といった気持ちにもなってしまう
ファミコン世代なら、一度は経験があるのではと思われるのが、通称「フーフー」。
カセットをファミコン本体に差し込んだ時に、画面上に変に線がはいっていたり、うまく映らなかったりするとカセットの下部に息を吹きかけてホコリなどを取り払う行為だ。その「フーフー」に対して、任天堂サポートの公式ツイッターが注意を促している。
その対象とされているのが、同社のゲーム機「Nintendo Switch」。ゲームカードスロットの中に、ゲームカードを読み込む端子があるのだが、そこに息を吹きかけてしまうと唾液が端子部に付着して、部品がサビたり腐食したりする原因となってしまうのだ。たしかに、ファミコンで「フーフー」していたら、「そうすると逆に壊れるよ!」と冷静に注意してくれた、しっかり者の男の子がいたことを思い出した。
端子部分にホコリが入ってしまったなら、掃除機で吸い出そう!
いつの間にかペットがSwitchで遊んでいて、ヨダレでベトベトといったケースにも注意喚起がなされていた。ペットのおしっこがかかったりするのも故障の原因になるので、置き場所には注意が必要
端子部分に対する注意事項は他にもある。たとえば、綿棒で掃除することや、壊れたゲームカードを差し込んだりすると、端子部分に引っかかって破損してしまうことがある。ゲームカードスロットの中は触らないのが賢明だ。では、ホコリが中に入ってしまった場合どうすればいいかというと、掃除機で吸い出すのがいいとのこと。
ネットやツイッターでは、「ファミコンからの歴史は繰り返されるのか…」、「フーフー歴9年だけど3ds壊れていないよ」、「逆にエアダスターみたいなのは、どうなんだろう」といった声があがっている。
「早く教えてほしかった」といった声もあったので、任天堂サポートの公式サイトにあった“故障につながりやすい事例”を見てみた。すると、「Joy-Conを強引に抜き差ししていると、Joy-Conと本体の接続部分がゆるくなり、本体に取り付けていても抜けやすくなってしまうことがある」や、「ゲームカードの端子部分を触わり過ぎると、読み込めなくなってしまうことがある」や、「ゲーム機を置いている場所の気温が急激に変わると、結露が起こってしまうことがある」といったことが書いてあった。
わかっていても、ついやってしまうこともあるし、大人には当然の知識でも子どもには思いいたらないこともあるだろう。また、「フーフー」のように「みんながやっているから大丈夫」といった落とし穴に、はまらないようにしたい。
引用元:【「任天堂サポート(@Nintendo_cs)」Twitter】
引用元:【Nintendo Switch サポート情報|Nintendo】
※サムネイル画像(Image:Krisztian Tefner / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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