気づけば梅雨がもう目の前。そして明ければもう夏です。足元にも涼しさや軽やかさが欲しくなってくる季節において、エスパドリーユは十分に選択肢にあがります。でも、「どちからとうと…ファッショニスタのアイテムのイメージが強い」と戸賀編集長は話します。単に軽快なだけではない、夏の定番の選び方と着こなし方を考えました。

大人の春夏シューズの定番として君臨するエスパドリーユ。バスク地方で生まれたそれは、ロープをコイル状に巻いたジュートソールに甲の浅いスリッポン式アッパーが、見るからに軽快な印象です。でも、あくまで街で履く場合、その軽快さに終始するのは如何なものかと戸賀編集長は語ります。
「エスパドリーユの軽快さは、夏において確かに魅力。リゾートスタイルとの相性は抜群だとは思うのですが…個人的にその軽快さは街においては少々ラフに思えます。例えばTシャツに短パンなんてコーデに合わせると、まるでご近所顔に。加えて、個人的にはファッションフェチが履くアイテムで、いざ合わせるとなると少々難しいとも感じています。しかし利便性や昨今のスタイルともマッチするアイテムを食わず嫌いするのもなと。そこでリッチなオジサンの選びの条件として、クタッとしない素材を使い、スニーカーの延長で履けるような一足を選ぶことをお薦めします。エスパドリーユのようなシューズこそ、大人の品格や都会的な洗練さを以ってして履くべきではないでしょうか」
なんでもコンフォートを求めがちな昨今。確かに、エスパドリーユのようなそもそも軽快なシューズこそ、コーデで上質に見せることが肝要です。今回は、そんなお話。エスパドリーユのリッチな履き方、ご提案します。

上品色のトーンonトーンで、リッチなオヤジの夏スタイルに

ファッショニスタではなく、リッチなオジサン仕様のエスパドリーユの選び方と着こなし方
(画像=『J PRIME』より引用)

「ベージュのざっくりニットに、オフホワイトのショーツ。そこにブラウンレザーのエスパドリーユを同系統の色で合わせた、いわばトーンonトーンです。さらに、ニットは長袖を。品良いニュートラルカラーと共に、上半身の肌面積を出し過ぎないことで、ショーツでもこんなに品良く見えるんです」

ファッショニスタではなく、リッチなオジサン仕様のエスパドリーユの選び方と着こなし方
(画像=『J PRIME』より引用)

ブラウンカラーのスムースレザーが上品で落ち着いた印象を与えてくれるこちら。もちろん履き心地は軽快ですが、キャンバスと比べると、断然オヤジに馴染みやすくなっています。落ち着いた色味のなかにホワイトステッチがあしらわれていることで春夏らしいアクセントに。軽さと重さのバランスに優れた一足です。

シューズ¥68,200(税込)
ニット¥129,800(税込)
ショーツ¥67,100(税込)
RALPH LAUREN PURPLE LABEL (ラルフ ローレン パープル レーベル)

モノトーンで作るスタイリッシュなアーバンスポーツ

ファッショニスタではなく、リッチなオジサン仕様のエスパドリーユの選び方と着こなし方
(画像=『J PRIME』より引用)

「遊びのある白スニーカー感覚で履ける一足ですね。エスパドリーユならではのリゾート感をあえて無視し、モノトーンで都会的な印象に振り切ったコーデです。パンツもクリース入りで、ドレッシーな雰囲気を強調。とはいえ、流石にジャケット&シャツはミスマッチなので、ブルゾンを合わせてあくまで軽やかさを」

ファッショニスタではなく、リッチなオジサン仕様のエスパドリーユの選び方と着こなし方
(画像=『J PRIME』より引用)

都会的なエッセンスが感じられるのは、素材感に加え、アッパーの面積が大きいからでしょう。浅いと肌面積が増え、リゾートシューズの気配が強まります。こんなエスパドリーユなら、まさに白スニーカー感覚で履くことが可能。ラバーを配した、ジュートソールで歩き心地も備えています。

SERGIO ROSSI(セルジオ ロッシ)
シューズ¥82,500(税込)

ブルゾン¥82,500(税込)/アスペジ
ニット¥20,900(税込)/フィリッポ デ ローレンティス
パンツ¥25,300(税込)/ブリリア 1949
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