縦型動画は飲食店と相性が良い?
スマホでSNSを見る際は、縦にして使う方が多い。その方がタイムラインに表示される投稿が多いし、縦型動画を売りにしたSNSもあったりするので、縦の方が快適である。そのため、SNSの動画は縦型のものが主流となっている。そして、飲食店が伝えたい情報というのは縦型動画と相性が良いと思う。
縦型動画は端末全体で動画が再生されるため、その世界観に没入しやすいといわれている。飲食店では料理やドリンク、店内の内装や装飾などを通して、店の世界観を作っていくことに努めている。家で食べるご飯とは違って、外で食べる食事というのはある種の非日常を楽しむ場所であったり、料理を雰囲気と一緒に味わってもらうことでおいしく感じてもらったり、と世界観は重要なものであるが、それを文字だけで伝えるのは難しい。
動画であれば、それをストレートに表現することができる。そして縦型動画であれば、その世界観に入り込みやすくなるのである。また、横型の動画では高さに限りがあるため、料理を食べている人を撮ろうとすると料理と人を同時に写すのが難しく、カメラを動かしたり、引きで撮らざるを得なくなったりする。縦型であれば食べている様子が撮りやすいし、周囲の人も写り込みにくいので適しているということもある。
外食業界の動画はどうなっていく?
外食業界において、動画での情報発信は今後も増え続けるであろう。一方、動画の生成AIも広がっており、簡単に精度の高いものが創れるようになってきている。極論をいえば、撮影をしなくても飲食店の動画を作成して発信することもできるようになる。だが、動画自体がある種の「口コミ」になっていることを考えると、その動画が生成AIではなく、“盛られた”ものではないリアルなものであるかどうかをユーザーは気にしていくのではないだろうか。生成AIがリアルな動画を創ることを目指す一方、飲食店の動画ではそれが加工されたものではないことをいかに伝えていくかが問われるというのは皮肉である。(イデア・レコード・左川裕規)
提供元・BCN+R
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