阪急電鉄株式会社は、株式会社アイシンが開発したリアルタイム音声認識システム「YYSystem(ワイワイシステム)」を阪急電鉄大阪梅田駅に10月1日から導入しました。

「YYSystem」は、AIを活用した技術により、会話をリアルタイムでディスプレイに文字で表示できるというものです。

外国人旅行者や聴覚に障がいのある人の利用を想定しているそうです。

2カ月間の実証実験を経て本格導入

阪急電鉄は、7月から2カ月間に渡り「YYSystem」の実証実験を行いました。その実験で得られたデータを反映し、駅の案内でよく使われる言葉や表現の音声認識や文字化の精度向上を実現したことから、今回の本格導入に至ったといいます。

同システムは、27カ国語に対応。利用者との会話を円滑に対応できるように、リアルタイムでディスプレイに会話を表示します。

機能説明は、聴覚障害者向け(日本語)とインバウンドなど外国人に向けた英語で案内されます。

今後は設置駅を順次拡大予定

現在、大阪梅田駅の2階西・3階西・3階東ごあんないカウンターの3カ所に設置されている音声認識システムは、京都河原町駅や神戸三宮駅などに順次導入される予定です。

<参照>

半年後に開幕する関西万博に向けてディスプレイによるリアルタイム音声認識システム「YYSystem」を10月1日(火)から大阪梅田駅に本格導入します!