最近まで韓国代表のメンバーとして活躍し、J1リーグのガンバ大阪でも名を馳せたFWファン・ウィジョ(アランヤスポル)が、性行為の違法撮影に関する事件で懲役4年を求刑され、国際的な批判にさらされている。事件は2022年の6月から9月にかけて発生し、同選手が複数回にわたり、女性の同意を得ずにプライベートな映像を違法に撮影したとして起訴された。
10月16日に行われたソウル中央地裁での初公判では、ファンが全ての容疑を認めた。彼は法廷で謝罪の言葉を述べ、「自らの過ちで多くの方々に迷惑をかけた」と後悔の意を示し、情状酌量を訴えた。しかし、検察側は懲役4年に加えて、性暴力治療プログラムの受講や身元情報公開、就職制限などの追加措置も要求しており、特に被害者の精神的被害の大きさに着目している。
ファンはこれまで韓国代表として2018年ジャカルタ・アジア競技大会で金メダル獲得に貢献し、アジアカップやFIFAワールドカップにも出場した経験を持つ。さらに、G大阪では2017年から2019年にかけて活躍し、リーグ通算59試合で23ゴールを記録。2018年にはJリーグ年間ベストイレブンにも選ばれた。その活躍が認められ、その後はフランス、イングランド、ギリシャを渡り歩き、現在はトルコのクラブでプレーしていた。
しかし、彼のこれまで築いてきたキャリアは、今回のスキャンダルにより大きく揺らいでいる。特にこの事件が国際的にも報じられたことで、ファンの名前は「国際的な恥さらし」として批判の的になっている。判決は12月18日に予定されており、処分がどのように決定されるのか注目されている。