地球にはすでに多数のエイリアンが潜入しているといわれている。UFO目撃者の前に現れるというMIBや、真っ黒な目をした異様な子供(BEC)も、実はエイリアンなのではないかというのだ。長年エイリアンやUFO事件を追い続けているイギリスのジャーナリスト、ニック・レッドファーン氏が、オルタナティブメディア「Mysterious Universe」で考察している。
これまでに目撃されているエイリアンは実に多種多様だが、人間に近いものとそうでないものに大きく分けられる。前者はジョージ・アダムスキーなどのコンタクティが出会ったエイリアンで、見た目はほぼ人間と変わらないエイリアンたち、後者はグレイやレプティリアンに代表されるようなエイリアンだ。だが、レッドファーン氏はその中間、人間とは少し違うが、表面的には溶け込むことが可能な存在に着目する。サングラスに黒服を身につけたMIBや、真っ黒な目をした子供たち(BEC)などである。
大ヒット映画の影響もあり、MIBはエイリアンの存在を隠蔽する側の人間という印象があるが、その遭遇事例を見ていくと、どうも普通の人間とは違う存在のようにも思われる。例えば、明らかに偽物とわかるような身分証を示したり、体格や服装に違和感があったり、ストローやスプーンのような日用品の使い方がわからなかったり……といった証言は多い。
近年報告が急増しているBECは、スーツ姿のMIBとは違ってパーカーなどラフな格好をした子供だ。だが、その振る舞いはMIBと同じく普通の人間の子供とは全く違っていて、見知らぬ相手に「家に入れて欲しい」などと懇願したり、出会った人間の反応をじっと観察していたりするという。
レッドファーン氏は、MIBやBECは人間に変装したエイリアンだという可能性を示唆する。かつてコンタクティたちが出会ったエイリアンたちは人間の姿に非常によく似た姿を示すことが多かったが、地球の人間社会に潜入するエイリアンたちの中には、人間のように変装することが苦手なものも多いのではないかというのだ。黒い服にサングラス、顔が判別できないほどの大きなフード付きパーカーといったアイテムを駆使して、何とか人々の中に溶け込んでいるのかもしれない。
だがレッドファーン氏が最も危惧しているのは、それら地球に潜入しているエイリアンの目的である。社会に溶け込み、平和かつ友好的に暮らしているというのならともかく、それ以外にも目的があるというのである。それは「人間のコントロール」だ。
エイリアンの目的を考察する上で、レッドファーン氏は過去のエイリアンとの接触事例、とりわけ1950〜60年代のコンタクティブームに着目する。この時期、ジョージ・アダムスキーやジョージ・バン・タッセル、トゥルーマン・ベサラムといった著名なコンタクティが次々と自身の体験を発表しているが、その中には非常に美しいエイリアン女性に心を奪われたという者も少なくない。美しい女性をあてがわれてその思想に染まっていく様子は、まるでハニートラップのようである。
まるで思想洗脳のようなエイリアンの行動は、アブダクション事例でも多く見られる。被害者はUFOに連れ込まれた際、地球の悲惨な未来を見せられたり教えられたりしたという報告は多い。そして実際、アブダクション被害者やコンタクティの中にはエイリアンの思想を広めようと活動家になる者も少なくない。
気にかかるのは、近年のエイリアンの活動がかつてのような派手さに欠けることである。BECは出会った人々をぞっとさせるが、基本的には家に入りたがるだけで、危害を加えられたという話はほとんどない。レッドファーン氏は、エイリアンの活動が一つ上の段階に入ったのではないかとも推測する。もはや人間の洗脳にハニートラップもアブダクションのような暴力も必要ないということなのだろうか。そう考えると、実に不気味な状況にあるといえるだろう。
参考:「Mysterious Universe」、ほか
※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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