株式会社ファンケルと、TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(以下、両社)は、10月に横浜市立小学校2校で実施される課外活動において、温度によって色が変わるシールを使い、児童の体温を見える化する社会実証を実施しました。
両社が共同開発した「体温を見える化するシール(仮称)」を児童の前腕外側に貼付した状態で課外活動中の体温の上昇を可視化し、教育現場における効果や浸透度について検証するとのこと。
熱中症対策のため「体温見える化」に取り組む
環境省らの調査によれば、教育現場における熱中症事故は、毎年5,000件程度発生しているそうです(※)。
両社としても、気温上昇を受け、日常生活における暑熱環境下での熱中症が社会問題になりつつあるなかで、児童の命や健康を守るには、暑熱環境下による熱中症対策が重要だといいます。
※出典:学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き(環境省・文部科学省)
体温上昇が目視できるシールを開発
今回、ファンケルが持つ「体温を見える化をする研究技術」とTOPPANが持つ「フィルム製膜技術」を組み合わせ、「体温を見える化するシール(仮称)」を開発。
体温上昇はこれまで個人の感覚によるところが大きかったといいますが、このシールを導入することで、色の変化で客観的に確認できるようになるそうです。
<参照>
「体温を見える化するシール(仮称)」の社会実証を開始
TOPPAN、「体温を見える化するシール(仮称)」の社会実証を開始