ブライトン所属の日本代表MF三笘薫は、10月15日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選・オーストラリア戦でスタメン出場。相手選手に足を踏まれたことにより、怪我を心配する声が挙がっているが、代表活動参加前からコンディションが万全でなかった可能性もある。
11日開催のサウジアラビア戦でスタメン出場していた三笘。オーストラリア戦でもスタメンに名を連ねたが、AFCアジアカップ公式Xアカウントで公開された試合前の動画では、足を引きずるような歩き方でチームバスから出てくる同選手の姿が捉えられている。
そのオーストラリア戦では、前半に左サイドからペナルティエリアへクロスを上げた際、DFルイス・ミラー(ハイバーニアン)から左足首付近を踏まれた。それだけに、三笘のコンディションを心配するファン・サポーターからは、同選手を最後までプレーさせた森保一監督に対する批判が。中には19日開催のプレミアリーグ第8節ニューカッスル・ユナイテッド戦での休養を望む声も湧き起こっている。
これまでも度々状態面で不安視されていた三笘だが、10月の代表招集前から問題を抱えていた可能性が。9月22日に行われたプレミアリーグ第5節のノッティンガム・フォレスト戦ではフル出場したものの、しきりに両手を腰に当てる素振りを見せていた。コンディションが万全でない中、2024年1,2月のAFCアジアカップに参戦し、同大会終了後に腰を痛めていただけに、故障再発が心配されたが、10月の最終予選でも日本代表の活動に参加した。
以前から三笘の個人能力を高く評価している森保監督。2022年のカタールW杯前には同選手の個人戦術頼みと解釈可能なコメントで注目を集めていたが、同じく左サイドを本職とするFW中村敬斗(スタッド・ランス)が好調をキープしていることもあり、三笘の起用で慎重になる必要があったはずだ。