かつて栃木SC、ヴァンフォーレ甲府、柏レイソル、V・ファーレン長崎に在籍していたブラジル人FWクリスティアーノは、現在ブラジル4部AAポルトゥゲーザでプレー。ゴールを量産していることもあり、37歳ながらも2024シーズン終了後にステップアップ移籍する可能性があるという。
2012年12月にオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクから栃木へ移籍し、日本で10年以上にわたりプレーしたクリスティアーノ。2016シーズン途中から約5年半にわたり柏の絶対的ストライカーとして活躍したことで記憶に新しい。
2021年の柏退団後は、長崎でプレー。加入1年目にJ2リーグ36試合の出場で6ゴールをマークも、翌2023シーズンに外国人枠の関係で出場機会が減少。シーズン途中で期限付き移籍により甲府へ復帰したものの結果を残せず、同シーズン限りで甲府を期限付き移籍期間満了により退団し、契約満了により長崎を去った。
そんなクリスティアーノは、2024年3月末にブラジル4部パラナ・クルーベへ加入すると、公式戦11試合の出場で4ゴール1アシストをマーク。パラナ州選手権優勝を置き土産に、同年8月にブラジル4部AAポルトゥゲーザへ移籍すると、コパ・パウリスタ(ブラジル国内カップ戦)のノックアウトステージで4ゴールを挙げるなど、チームのベスト4入りに大きく貢献した。
コパ・パウリスタでの活躍が評価されているクリスティアーノだが、ブラジルメディア『GZH』が10月16日に伝えたところによると、ブラジル3部SERカシアス・ド・スルが同選手を獲得候補にリストアップ。カシアスはMFチアゴ・エンネスなど複数選手の退団がほぼ確実に、攻撃陣の補強に迫られる中、クリスティアーノやMFルーカス・マルケスら複数選手の獲得を検討しているという。
ワシントン(元浦和レッズ所属)の古巣であるカシアスは、かつてレヴィー・クルピ(元セレッソ大阪監督)やペリクレス・シャムスカ(元大分トリニータ、ジュビロ磐田監督)が指揮。今季はブラジル3部リーグで15位という成績に終わり、昇格プレーオフに進めなかった。