古橋亨梧 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属FW古橋亨梧は、10月開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でも日本代表に招集されず。それでも依然としてイギリス国内で絶賛されている。

 英メディア『フットボール・ファンキャスト』は16日、移籍金という観点からセルティックによる古橋獲得の妥当性を検証。セルティックがヴィッセル神戸に対して支払った移籍金が450万ポンド(当時約7億円)であることを紹介した上で以下のように綴っている。

 「2023年にブレンダン・ロジャーズ監督が就任して以降、得点力が悪化したが、それでも14ゴールをマーク。アンジェ・ポステコグルー監督時代に残した結果には及ばないが、彼が依然としてセルティックの攻撃陣をリードするのに十分な実力を持っていることを示している。古橋の得点力が低下したにもかかわらず、2024年夏の移籍ウィンドウでは欧州の強豪クラブが関心を寄せていた」

 そして英メディア『フットボール・インサイダー』の報道をもとに「セルティックは移籍金として少なくとも2500万ポンド(約47億円)を求めている。これは神戸に支払った金額を大幅に上回っている。古橋の市場価値がセルティック在籍期間中に急上昇したこと、彼のゴールやアシストがセルティックにとって大きな資産であることを証明している」と主張。セルティックが5倍以上の移籍金で放出する可能性もあることを踏まえて、「古橋の獲得は大当たりだ」と締めくくっている。

 2024年8月以降、マンチェスター・シティ移籍の可能性が報じられている古橋は、今季ここまでリーグ戦7試合の出場で3ゴール2アシスト。ただ一方で、10月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ボルシア・ドルトムント戦ではボールタッチ12回と存在感を発揮できず、チームも1-7で敗れた。日本代表復帰、ステップアップ移籍を実現するためには、欧州最高峰の舞台で結果を残すことが求められそうだ。