スマートフォンといえば今や生活必需品。モバイル社会研究所の調査によると、シニア世代でもスマートフォン所有率は増加しており、60代で9割超、70代で8割超、80代前半で6割超がスマートフォンを所有していることがわかった。また、ゲオホールディングスが60歳以上の男女に「シニアのスマホ利用に関する調査」を実施したところ、シニア世代でも推し活や脳トレ、趣味などにスマートフォンを活用している“スマホアクティブシニア”がいることも判明。詳しい調査結果を見ていこう。
(※)「2024年シニア調査」(NTTドコモ モバイル社会研究所)
シニアの約4割が中古スマートフォンにも関心を示した
ゲオホールディングスが「ゲオアプリ」の会員である60歳以上の男女206人に2024年9月6日~9日に「シニアのスマホ利用に関する調査」を行ったところ、シニア世代の4割ほどが「iPhone」、3割ほどが「Androidスマホ」を使用していることがわかった。iPhoneの中で最も使用されている機種は「iPhone SE」で全体の約2割。ホームボタン搭載でTouch ID(指紋認証)が使える点や、端末が軽く、扱いやすいサイズであることが人気を集めている理由のようだ。
また、シニアの中古スマートフォン購入経験者は約13.6%、購入してみたいと回答した人は約27.2%と、約4割のシニアが中古スマートフォン購入に関心が高いことも判明した。理由は「新商品は高価格だから」が約半数となり、物価高の影響や、スマートフォンにそこまでお金をかけたくない心理が見える。
趣味にスマホを活用しているシニアは約6割
では、シニア世代はスマートフォンをどのように活用しているのだろうか。連絡手段や情報収集が多いかと思いきや、意外にもスマートフォンを趣味に活用していると回答した人が約61.7%という結果であった。趣味の中では「アプリゲーム」と「写真撮影(動画撮影)」に利用している人が最も多く、ともに23.1%。次いで「スポーツ観戦」で6.4%、「脳トレ」「スポーツ(運動記録など)」で5.8%であった。シニア世代でも若い世代に負けず劣らず、スマートフォンをアクティブに楽しんでいる人が多いようだ。
また、よく使用する絵文字についてのランキングでは、上位の大半が顔の表情の絵文字。笑顔などの絵文字を添えることで円滑なコミュニケーションを図っているようだ。一方で「絵文字は古くさいと教わり使わない」といった意見もあった。孫や若い世代からスマートフォンでのコミュニケーションについて教わっている人もいるようだ。
自身はスマートフォンを使いこなすシニア世代も、孫からスマートフォンでメッセージをもらうことについては「うれしい」と感じる人は約半数にとどまった。理由は明らかにされていないが、大切な場面ではスマートフォンではなく、対面を大事にしたいという気持ちからかもしれない。
出典元:【株式会社ゲオホールディングス】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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