1996年1月20日、ブラジルのヴァルジーニャという町にUFOとエイリアンが現れ、軍によって連れ去られるという衝撃的な事件が起きた。「ブラジル版ロズウェル事件」とも評されるヴァルジーニャ事件について紹介しよう。
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■町中に現れたエイリアン
ブラジル南東部に位置するミナスジェライス州ヴァルジーニャ。コーヒーの産地として知られる静かな町に、エイリアンが姿を現したのは1996年1月20日のことだった。
エイリアンを目撃したのはヴァルジーニャに住むリリアン・ファティマとヴァルキュリア・ファティマの姉妹とアンドレード・ザビエルの3人の女性だ。午後3時頃、帰宅中だった3人は壁にもたれてかかる奇妙な生物に気づいた。
それは身長1.5メートルほどで、痩せた体に不釣合いなほど大きな頭部を持っていた。その肌は茶色で、巨大な目は赤かったという。その生物は壁に寄りかかって縮こまって肩を震わせており、まるで苦痛にあえいでいるようだった。
3人は恐怖のあまり逃げ出した。家に帰ったファティマ姉妹は母に「悪魔を見た」と伝えた。だが、母はそれを信じず、奇妙な生物がいた場所まで自ら確かめに出向いたものの、すでに生物はいなくなっていた。しかし、周囲には強烈なアンモニア臭が漂っていたというのだ。
同じ頃、3人が奇妙な生物を目撃した近所の農場にはUFOが姿を現していた。UFOは約40分も空中にホバリングし続けた。農場の所有者デ・フレイタス夫妻は「牛たちがUFOに怯えていた」と証言している。