15日の東京株式市場では、米国のハイテク株上昇などを受けて買いが優勢になった。日経平均株価は一時、前週末比600円超上昇し、7月19日以来約3カ月ぶりに4万円台を付けた。ただ、午後は伸び悩み、304円75銭高の3万9910円55銭で取引を終えた。

 14日の米国市場では、人工知能(AI)向け需要拡大への思惑から半導体などハイテク株が買いを集めた。15日の東京市場でも半導体製造装置など関連銘柄が大幅に値上がりし、日経平均を押し上げた。為替相場が前週末に比べ円安・ドル高に振れたことに加え、原油高が一服してインフレ懸念が和らいだことなども投資家心理の改善につながった。 

 ただ、取引終了にかけては利益を確定する売りも出て、日経平均は上げ幅を縮めた。連騰による過熱感が意識される中、市場関係者からは「個人など短期運用の投資家中心の相場で、買いの持続性には疑問も残る」(大手証券)との声も出ていた。(了)

提供元・Business Journal

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