自分の「推し」のアイドルなどを見つけ、ライブに参加したりグッズを購入したりしてその活動を応援する「推し活」。なかにはのめり込みすぎて、推し活貧乏に陥る人や借金まみれになる人もいる。

推し活を継続したいなら、そのお金を捻出できるだけの節約や倹約も重要な視点だ。

推し活による出費、約4割が負担を感じている

保険代理店事業を展開しているエイチームフィナジーが、興味深い調査を行っている。「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」だ。

2023年1月にその結果が発表されており、1カ月に「推し」に使う金額は5,000円以上が27.2%となっている。1万円以上使っている人に限れば17.5%という割合で、この人たちは年間にすると少なくとも12万円以上を推しに使っていることになる。

ちなみに、推し活による出費を負担だと感じている人は約4割だという。

推し活貧乏を避けるための2つの視点

推し活貧乏にならないためには、2つの視点で節約を考えてみよう。1つ目は「推し活に関係ない節約」、2つ目は「推し活に関する節約」だ。

推し活に関係ない節約

推し活に関係ない節約は、例えば日常的に買うペットボトル飲料やATMの手数料などによる出費を抑える方法だ。こうした少額の出費を「ラテマネー」(「ラテ1杯ほどの少額な出費」という意味)と呼び、ちりも積もれば山となる。

財布から出ていくお金は、推し活に関係するものであってもなくても同じお金だ。日常生活で節約をしたぶん、あなたの懐は少し温かくなる。

推し活に関する節約

推し活に伴う出費でも、節約の余地はたくさんある。例えば、推しの人数が多すぎないか、ライブ往復の交通費で無駄はないか(=最もお金がかからない経路・交通手段を選べているか)、安いホテルを見つけられているか、といった具合だ。

また節約ではないが、推し活に関する出費で「ポイ活」をしっかりすることで、結果的にお財布事情が楽になる。例えば推しのCDを購入する際など、しっかりとポイントがつくクレジットカードを使っているだろうか。クレカ選びも、推し活貧乏から脱却するための一つのポイントだ。

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