楽しい仕事を選ぶ
誰もが一日の大半、いや人生の大半の時間を仕事をして過ごす。ここでいう仕事とは、必ずしも給料や報酬といった見返りがあるものに限定しない。育児や家事も含まれる。
人生を楽しく生きるには、楽しいと思える仕事を選ぶことが極めて肝要だ。この逆に苦痛の要素しかなく「時間よ早く過ぎてくれ」と願うばかりの仕事をすることは人生の質を著しく下げてしまう。
もちろんどんな仕事にも楽しい要素、苦しい要素のミックスでできているが、大事なのは楽しい要素が苦しい要素より大きいことである。これがやりがいである。「確かに大変なこともあるけど、でも今の仕事を続けたい」と思えるような仕事である。そんな仕事をすることができれば人生の大半の時間の質を高めることができる。
つまり、人生を楽しくできるかどうかは、仕事の質でほとんど決まるといっても過言ではないのだ。
どんな仕事がいい仕事か?ではどんな仕事が楽しい仕事になり得るのか?人の好みや得意、不得意はあまりにも多様だが、ざっくり次の条件を満たす仕事は楽しくなる可能性が高い。
・裁量が大きい ・能力を発揮できる ・感謝を受け取れる
これらの条件をより多く満たすほど、その人にとっての楽しい仕事になり得る。
「報酬の大きさは?」と思うかもしれない。確かに仕事を考える上で報酬の多寡はあまりに影響が大きい。だが、報酬を優先した結果、上記の条件を犠牲にして不幸になる人はとても多い。そのため、「時間の質」の要件からは一旦、報酬を外して適職を探す方が良いと思っている。
仮にどれだけ報酬が高くても、一切裁量がなく、自分の能力を活用できず、誰からも感謝されない仕事は苦痛でしかないからだ。
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人生は生きている時間の質で決まる。毎日の時の過ごし方の質が、そのまま自分の人生の質になる。もしも日々の時間の質に満足していないなら、一度足を止めて質を高めることを考えてもよいだろう。
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