新緑の季節も過ぎ、新しい環境下での生活にも慣れてきた人は多いと思います。一方で、変化した環境になかなかなじめず、ストレスなどの悩みを抱えているケースも少なくはないでしょう。
アサヒ飲料株式会社は、ストレスに焦点をあてた「日常生活における意識・実態調査」の結果を6月5日(水)に発表しました。調査対象は、2023年4月に新環境(入学・入社・転職)で生活をスタートした全国男女1,032人(男性516人、女性516人)。ストレス解消で飲む飲料は、「緑茶」が最も多いことなどが明らかとなりました。
3人に2人は日常生活でストレスを感じている
新しい環境下での生活は、何かとストレスを感じるもの。「普段の生活のなかでストレスを感じる場面」の有無をたずねた質問では、81.7%もの人が「ストレスを感じている」と回答しました。
その頻度をたずねると、「毎日」は40.6%、「2~3日おき」は28.6%、「1週間おき」は12.9%という結果に。82.1%の人が、少なくとも週に1度は「ストレスを感じている」といい、その数は全回答者の67%に相当するそうです。
「ストレスを感じやすかった時期」として、複数回答式の設問で選ばれたタイミングは「新しい環境への適応期(44%)」「長期休暇明けの時期(33%)」「季節の変わり目(35.5%)」など。環境や心境に変化が生まれるときにストレスを感じているようです。
ストレスを放置してしまうと、体調を崩したり、うつ病などを発症させたりする危険性があります。心身の健康のためには、日ごろのセルフケアが大事。では、いったいどのような解消法があるのでしょうか。
過半数がリフレッシュには「お茶を飲む」と回答
ストレスに対するリフレッシュでは、「お茶を飲むこと」が作用すると考えている人が58.4%と、半数以上に上りました。そのなかで、どのお茶を飲むかを、こちらも複数回答式でたずねると「緑茶」を選ぶ人は45.8%で、次点の「ほうじ茶」の約1.5倍もの支持を集めていました。
また、「緑茶」を飲む目的(複数回答あり)には、一般的な目的といえる「のどが渇いたとき」と「食事を楽しむとき」に続いて「リフレッシュ(気分転換)」「リラックス(気持ちを落ち着かせたい)」が並びました。
緑茶には多彩な健康効果のほか、ストレス緩和の効果やリラックス作用があるといわれています。この夏を心身ともに健康的に過ごすために、緑茶を飲んでみるのも1つの手かもしれません。