キャンプと言えば、必要な物は多岐にわたります。テントやタープ、調理器具などいろいろと準備しなければいけませんが、それらを収納するためのバッグもまた欠かすことのできないアイテムなのです。今回はキャンプ用バッグでおすすめのアイテムや選び方をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンプバッグの種類
キャンプに欠かすことのできないアイテムは色々とありますが、それらを運ぶためのバッグももちろん必須のアイテムとなっています。そして、キャンプバッグにも様々な種類がありますので、まずは種類ごとにご紹介していきましょう。
トートバッグ
トートバッグは形状やデザインが特徴的で、主に手で持つことができるバッグの一種です。大きな開口部を持ち、シンプルで使い勝手がよいデザインが特徴となっていて、手軽かつ持ち運びがしやすいキャンプバッグです。
大きな開口部を持っていることで、荷物の出し入れがしやすく、アイテムの取り出しや収納がスムーズに行えます。手で持ち運ぶことが前提となっていて、持ち手が頑丈で長いものが多く、肩にかけることもできますが基本的には手で持つスタイルが一般的です。
トートバッグは多目的に使用できるため、キャンプバッグとしても適しています。食料品、衣類、タオル、書類など、さまざまなアイテムを収納するのに利用されます。シンプルで使い勝手がよいため、日常のショッピングやアウトドアなど多方面で使えます。
ボストンバッグ
続いては、ボストンバッグになります。比較的小型で手提げ可能な旅行用バッグの一種であり、このタイプのバッグは頂点が丸く、長方形の底面を持つシリンドリカルな形状をしているのが特徴的です。
長方形や円筒型で底のマチが広い分、収納量に関しては非常に優れているのがメリットとなっています。上部に短い持ち手が取り付けられており、これを手で持って運ぶことができます。また、肩にかけて持つための取り外し可能なストラップも備わっていることがあります。
多くは耐久性のある素材を採用しているので、厚めの生地をしているのも特徴的です。手提げでも肩掛けでも持ち運びができて、バイクの荷台にも乗せやすいのでツーリングキャンプにも採用しやすいバッグとなっています。
リュック・バックパック
一般的なリュックやバックパックもキャンプに使うことができます。アウトドア活動や旅行、キャンプなどで使われる人気のあるバッグスタイルとなっていて、日帰りのハイキングから複数日間のキャンプ旅行まで、目的に合わせて容量も豊富にある中から選べます。
背負うことができる分、大容量で重たいものも持ち運びやすいのが魅力といえるでしょう。バックパックである分両手も自由に使うことができますから、ソロキャンプや登山キャンプといった場面でも重宝するでしょう。
アウトドアでの使用を考慮して作られており、通常は耐久性のある素材で作られています。またクッカーやシュラフなどを後付けすることができる拡張性の広さもあり、便利に活用できるタイプのバッグであるといえます。
ショルダーバッグ
ショルダーバッグは、キャンプやアウトドア活動で使われるバッグの一種です。このタイプのバッグは一つまたは複数のショルダーストラップを備え、肩に掛けて使用するのが特徴的です。
小型から大型までさまざまなサイズがあり、小型のものは日用品や小物を収納するのに便利で、大型のものはキャンプ用具や持ち運びが必要なアイテムをまとめて運ぶのに適しています。
こちらもバックパックタイプと同様に両手を空けることができるので、アウトドアに適しています。ポケットバッグなどの小さな小物を入れられるものや、トートバッグにもなる2WAY、3WAY仕様のものもあります。
キャンプバッグの選び方
この様に、キャンプで使うことができるバッグにも様々な種類があります。何を使うかによって、キャンプでの荷物の運び方の楽さが変わってくる部分も大きくなってきますから、ここからはキャンプバッグの選び方のポイントを解説します。
選び方①容量・収納力
まずは、容量や収納力に目を向けてみましょう。やはりバックパックといえば荷物をしまって運ぶためのアイテムですから、必要な装備や物品を適切に収納し、かつ負担なく持ち運ぶためにも重要なポイントとなってきます。
キャンプではテント、寝袋、調理器具、食糧、衣類など、多くの装備や物品を持参することが一般的です。容量が足りない場合、荷物を圧縮するか、不足部分を他の袋に詰める必要があるため、使い勝手が悪くなります。
キャンプの季節や滞在期間によって必要な装備や物品が変わるため、バッグの容量は適応性を持っているべきです。夏季の軽いキャンプと冬季の重いキャンプでは必要な装備が異なります。容量の大きいバッグは、変動する装備に柔軟に対応できます。
選び方②素材
続いては、バッグに使われている素材についてです。キャンプ用バッグの素材は、耐久性、防水性、軽量性などバッグの性能や機能に直接影響を与える重要な要素となっており、かつ重い荷物を運ぶことになる為基本丈夫で耐久性の高い素材が推奨されています。
例えばナイロン生地であれば強度や摩耗性に優れていて、陽の光で劣化しにくく寒さへの体制も高いなど耐久力に優れています。ポリエステルだと、耐久性に優れているほかリーズナブルなのも特徴です。
他にも、帆布を使った生地は密度が高く船の帆に用いられるほどに頑丈です。化学繊維製のものよりも重さはありますが、経年劣化を楽しめる側面もありますので長く使い続ける方にもおすすめできます。
選び方③機能性
キャンプ用バッグは、テント、寝袋、調理器具、食料など多くのアイテムを収納することとなります。機能性が高いバッグは効率的な収納とアクセスができるようにデザインされていて、ポケットや仕切り、ジッパーの配置が工夫されていると荷物を整理しやすくなります。
食材をバックパックにいれる予定なら、保冷機能が付帯しているバッグだと更に機能的です。傷みやすい食材や冷たい飲み物などを入れるのに便利で、ハードなクーラーケースなどよりも軽量で持ち運びやすいです。
登山をする場合、特に長時間背負って移動する必要があります。肩のストラップや背面のパッド、調整可能なベルトなど、重量分散や通気性も考慮されていると、長時間のトレッキングでも快適に運搬できます。
選び方④使用シーン
バックパックを使うシーンに関しても考えてみましょう。シーンによって必要な機能や特性が異なるため、使用シーンに合った機能を備えたバッグを選択できるかがキャンプの快適さを左右する要素でもあります。
例えば、荷物を最小限に抑えたミニソロキャンプなどの場合には、ある程度の容量こそ必要ですが焚き火をメインにするブッシュクラフトなどもありますから、そこまで大きなバッグは必要性が薄れてきます。
特定の活動やシーンに合わせて、ハイドレーションポート、睡眠バッグの収納スペース、トレッキングポールホルダーなどの特殊な機能が必要な場合があります。特に登山を挟む場合にはこうした機能性が必要になってくるでしょう。