谷口彰悟 写真:Getty Images

 日本代表DF谷口彰悟(シント=トロイデンVV:STVV)は、10月15日に行われたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選のオーストラリア戦でスタメン出場も、自らのオウンゴールにより失点。MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)やGK鈴木彩艶(パルマ)の責任を問う声が挙がるなか、谷口のSNSアカウントでは誹謗中傷メッセージが散見されている。

 DF冨安健洋(アーセナル)が怪我により招集外である中、DF板倉滉(ボルシアMG)やDF町田浩樹(ユニオンSG)とともに日本代表の守備陣を支えている谷口。DF長友佑都(FC東京)に次ぐベテラン選手として、精神的支柱としての役割も果たしている。

 北中米W杯アジア最終予選開幕から3試合つづけて3バックの中央でフル出場し、安定感抜群のパフォーマンスによりクリーンシート達成に大きく貢献していた谷口。オーストラリア戦でも同じく3バックの一角でスタメン出場したが、58分に自陣左サイドからのクロスに対応しきれず。ボールは同選手の右足に当たると、ゴールマウス右隅に吸い込まれた。

 谷口は16日10時時点で、オーストラリア戦に関する内容をインスタグラムに投稿していない。しかし、サウジアラビア戦の勝利を報告する投稿のコメント欄には、海外のSNSユーザーから「ナイスゴール」「グッドジョブ」といった皮肉交じりのメッセージが書き込まれている。

 日本語で「最年長がチームの足引っ張んなよ」「もう日本代表に来ないでくれ」といった誹謗中傷メッセージが寄せられているが、「元気だしてください」「こういう時もある。切り替えてがんばってください」などと励ますファン・サポーターもいる。

 Jリーグ公式戦のみならず、代表戦でも度々問題になる誹謗中傷。なりすましアカウントによるものとみられる悪質な投稿も確認されているが、谷口にオウンゴールの全責任があるわけではないことを認識する必要がありそうだ。